ブログを振り返って読んでいると、
あの頃はよく、おにぎりをポケットに入れて散歩していたことを思い出しました。
今思えば、
あの頃は心の置き場所が見つからなかったのかもしれません。
心が動いた場所があれば、
そこで立ち止まって、おにぎりをいただく。
敷物なんて敷きません。
地面にそのまま座るのが嬉しくて、
子どもの頃に戻ったような気持ちになれる時間でした。
コロナ騒動以降、
そんな時間はすっかりなくなってしまい、
気がつけば、そんなことさえ忘れていました。
でも最近、
ママが小さなお弁当を作ってくれるようになりました。
今日は何が入っているんだろう。
そんなことを思いながら蓋を開ける時間が、
今の私には何よりの楽しみです。
手を合わせて「いただきます。」
それだけで、不思議と美味しさが増すような気がするんですね。

こうした時間は、
鹿児島へ来て、多くなったような気がします。
レストランでいただく食事も素敵ですが、
外でいただく小さなお弁当には、それとは違う豊かさがあります。
風の音や虫、鳥の声を聞きながら、
ゆっくりご飯をいただく。
それだけで、不思議と心が整っていくんですね。
年を重ねると、
できなくなったことばかりに目が向いてしまうことがあります。
でも、忘れていた楽しみをもう一度見つけられることもある。
それは昔へ戻ることではなく、
昔の自分が持っていた心を、もう一度迎えに行くことなのかもしれません。
最近の私にとって、
ママが作ってくれる小さなお弁当は、
そんな時間を思い出させてくれる大切な存在です。
ちょいカラサロンでご案内している「大人の遠足」は、
決して豪華なものではありません。
便利さよりも、
少しだけ手作りを。
派手さよりも、
少しだけ素朴さを。
そんな時間を、
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています。
便利なものに囲まれて暮らしている今だからこそ、
その反対側にある時間が、
少しだけ愛おしく、懐かしく感じられることがあります。
ママが作ってくれる小さなお弁当を開けながら、
あの頃のポケットのおにぎりが、ふっと顔を出します。
それもまた、幸せなことなのかもしれませんね。
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